Rancor

趣味の話。あとは思い立ったことを忘れないように。

時の流れ

子どものころは

漠然とクリエイターになりたいと思っていた

 

何かを与えられるのではなく

何かを作り出すのが好きだから

 

作り手になりたいと思っていた

 

 

 

少し成長して中学生の時には

歌手になりたいと思った

 

歌に詩を乗せて届けたい

歌詞を書きたい

 

やっぱり作り手になりたかった

 

 

高校3年生のころには

ゲームシナリオライターになりたいと思った

 

歌は上手じゃない

でも文章ならできそうな気がした

 

ゲームや漫画、アニメなどのサブカルを通じて

感動することがたくさんあった

 

そして自分は

作り手になりたいという方向性に

『自らが生み出した作品で人に感動を与えられるようになりたいんだ』と

色味が増したのを自覚した

 

自分が誰かの作品で感動したように

自分も誰かに影響を与えたいと

 

だから何かを生み出すことがしたいんだな、と

わかった

 

 

 

時は流れ

挑戦もした

挫折もした

 

そして

新しい目標が生まれると同時に

過去の夢を閉ざした

夢が叶わない口実にしたかったのかもしれない

 

思い描いた自分とは

遠い大人になっていた

 

家族と別れ

友を失い

兄弟を失くし

年老いた両親だけが残り

自らの将来に暗雲が蔓延った

 

そんな自分が

他人からどう見えるのだろうか

 

所詮は舌先三寸の男だ、と

鼻で笑われても仕方がない

 

 

 

それでも

それでもやっぱり

 

自分という存在が

誰かにとって

いい影響を

心地よい感動を

与えられる人間になりたい

 

 

袂を分けたすべての人たちが

あいつはそれでもいいところがあったんだ、と

自分と出会ったことを後悔せず生きていけるように

 

これから出会う人たちが

自分と出会ったことを誇りに思ってもらえるように

 

こんなちっぽけな自分でも

頼りない自分でも

何かを生み出すことができなくとも

 

せめてこの心意気だけは

失わず、諦めず

生きていきたい